札幌で車検切れの車買取について解説！買取相場を紹介

車検切れであっても、車の状態や選ぶ業者によっては十分な査定額がつくケースもあります。本記事では、車検切れの定義や放置によるリスクから、車検切れ車でも売却できるケース、買取相場の目安まで詳しく解説しています。

車検切れの車とは

車検切れ車の定義と状態

車検切れの車とは、法定の車検有効期間が過ぎ、公道を走行できなくなった状態の車を指します。これは車が壊れているという意味ではなく、あくまで書類上の有効期限が切れているというだけで、外観やエンジン部分など状態が良ければ十分に買取対象となります。

ただし、たとえ使用しない状態であっても、自動車税や任意保険の保険料といった維持費は発生し続けます。所有している限り、経済的な負担は避けられません。

車検切れの車を放置するリスク

札幌は車社会のため自家用車を保有している世帯は多く、生活インフラとしての依存度も高い地域です。そんな地域で、車検が切れた車をそのまま放置しておくのは、得策とは言えません。

まず、公道走行ができない以上、車は「使えない資産」になります。それでもなお、税金や保険料は課税され続けます。

さらに、「車検が切れているからもう価値がない」と思い込み、そのまま処分してしまったり、扱いに困って放置するケースもあります。その結果、保管状態の悪化によりバッテリーの劣化や錆の進行、内装の痛みなどが発生し、いざ買取を依頼しても、査定額の低下につながってしまうケースもあります。

そうなる前に、できるだけ早く売却の検討や必要な手続の確認を進めておくことが大切です。

車検切れ車でも売却できるケース

「車検が切れている＝売れない」と思い込んでいる方も多いのではないでしょうか。実際には、車検切れであっても買取に対応している業者は多数存在します。

査定のポイントは「車検の有無」ではなく、車そのものの状態。外装や内装のきれいさ、走行距離、修復歴などが主な判断材料となります。

出張買取を前提とする業者もおり、レッカー車による引取対応や、名義変更などの手続きを代行してくれるサポートが充実した業者であれば、車検切れであっても、スムーズな売却が可能です。

札幌の冬は厳しい自然環境。寒さ・積雪・塩害などの影響で、車は思いのほか早く劣化します。とくにバッテリーの放電や車体下部の錆など、車検切れの車で放置してしまっている車にはトラブルが起きやすい環境です。

車を持込みできなくても、出張買取を前提とする業者やレッカー車による引取対応、手続きをサポートしてくれる業者もいます。廃車買取をスムーズに進めるには、車の状態に合わせて業者を選ぶことが大切です。

このサイトでは車の状態別に選べる札幌でおすすめの廃車買取業者を紹介しています。まずは、ご自身の車の状態に合った業者選びにぜひ参考にしてみてください。

車検切れの車の
買取価格の決まり方

査定基準は「車検の有無」より
「車の状態」

査定額を左右するのは「車の状態」です。車検があるかないかは参考程度。年式・走行距離・内装やボディの傷・修復歴の有無といった、実際の使用状況が判断基準となります。

札幌のような降雪地では、冬場の融雪剤による塩害によって、車の下回りに発生しやすい錆や腐食も査定評価に関わってきます。また、車検が残っていても、内外装の状態が悪ければ評価は下がってしまうことも。

再販可能かどうかが価格に影響

車検切れであっても、整備や点検をすれば再販できる車は多く存在します。とくに人気の高い車種や需要のあるモデルであれば、高額査定も期待できます。

再販可能な車は、中古車市場での再流通を前提とした買取となるため、単なる「解体車」扱いとは査定の基準が異なります。整備次第で再販売できることが見込まれる場合、業者側としてもメリットがあるため、査定額は上昇しやすくなります。

車検切れゆえのコストが
減額要因になることも

公道を走れない車検切れ車の場合、レッカー車による引取が必要となります。業者によってはこの費用を査定額から差し引く場合もあります。反対にレッカー無料の業者もいますので、引取対応の有無や、費用負担の詳細を事前に確認しておくことで、思わぬ減額を防ぐことができます。

廃車買取を検討する際は、「車そのものの価格」だけでなく「引取対応の条件」まで含めて比較することが大切です。

名義変更・手続き代行の
有無も考慮される

売却に必要な名義変更や抹消登録、書類の提出などは、慣れていない方にとって負担になる作業です。これらの手続きを無料で代行してくれる業者を選べば、心理的・時間的な負担を抑えることができます。

手続き代行に別途費用がかかる業者の場合は、その分が査定額から減額される可能性もあるので事前に条件の確認をおこないましょう。

海外需要・部品取りによる価値も

たとえ再販が難しい車でも、部品や金属素材としての価値がある場合、買い取り対象となります。とくに海外で需要のあるモデルやそのパーツであれば、車検の有無にかかわらず買取価格が上がるケースもあります。

車検切れの車の買取相場

高年式・低走行車の相場

年式が比較的新しく、走行距離も少ない車であれば、車検が切れていても10万円〜30万円程度の買取価格がつくケースがあります。

特に外装や内装の状態が良く、整備記録もしっかりしていれば、車検切れとはいえ中古車として再販できる見込みがあるため、高評価につながることも珍しくありません。

古い車・多走行車の相場

10年以上経過している車や、走行距離が10万kmを超える車でも、状態によっては数万円の買取価格の査定額が提示されることがあります。すべての車が「古い＝価値なし」というわけではなく、ボディや内装の状態が良好であれば再販車として評価される可能性があるためです。

また、部品取りや輸出ルートを確保している業者であれば、再販が難しい車でも「資源」として査定額がつくこともあります。

不動車に近い車の相場

長期間放置されていた車、エンジンがかからない車、バッテリーが完全に上がっているような「ほぼ不動車」の場合でも、1万円～5万円前後の買取価格がつくことがあります。

これは、車を再販するのではなく、パーツ取りや金属リサイクル用の「資源」として評価されるためです。業者によっては部品ごとに価値をつけ、独自のネットワークで利益を確保する仕組みを持っています。そのため、車の状態はもちろんパーツ販売や「資源」リサイクルに対応している業者であるかも、査定額には影響が与えます。

買取事例に見る実例価格

あくまでも一例になりますが、実際の買取事例では、車検が切れた状態であっても、状態が良好な車は10万円～40万以上の査定額がついている事例^※ もあり、車検が切れている状態であっても、「車の状態」によって査定額が変動することが伺えます。

複数業者に見積もりを取ろう

車検切れの車は、廃車買取業者ごとに「無料サービスの種類」「販路」「査定ポイント」などが異なるため、査定額にも差が出やすいのが特徴です。

複数の業者に見積もりを依頼することで、それぞれの条件を比較検討でき、より良い条件での取引が実現しやすくなります。

また、単に金額だけでなく、手続きの簡単さ（サポートがあるか）や、引き取り対応（無料か有料か）の柔軟性も重要な比較ポイントになります。相見積もりをうまく活用し、納得のいく取引を目指しましょう。